オンデマンド組織施策

オンデマンド組織施策

Clock Icon2023.03.03

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こんにちわ。従業員体験( EX )の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
組織施策には
  1. 組織の現状を踏まえて取り組む必要性がある対象を決定し、対応する
  2. 現場からの声に応え、即座に対応する
という2つのケースがあります。
ここでは、2つ目に対応する組織施策を「オンデマンド組織施策」と、その内容を掘り下げてみます。

オンデマンド組織施策とは?

オンデマンド組織施策とは、現場からの声に応じて対応する形で組織施策を実施する方式です。

オンデマンド組織施策の利点と欠点

利点

  • 求められて行う組織施策は、基本的に現場が求めるものになるという利点があります
    • 対比が無いと何が利点なのかわかりにくいかもしれませんが、現場からの声を待たずに組織の問題を特定して対策する場合、その問題が解決すべきものであることについて協力者として関わる人達や、その結果に関わる人たちへの説明をした上で納得感をもたらす必要があります
  • 現場からの求めに応じて期待に応えることになるため、信頼が蓄積されやすくなります

欠点

  • 求められて行う組織施策は基本的には発生タイミングや発生対象をコントロールできません。また、問題が起こってから事後対応的に振る舞うことになります
  • 求められて行う組織施策は、その要求が適切とは限りません。そのため、求められた対象を実施し、関係者からは感謝はされたが、会社としては売上にも利益にも社員の成果向上にもつながらないというケースもありえます。その意味で実施有無の判断が重要になります
  • 求められて行う組織施策を引き受けすぎるとその他の「重要・緊急」「重要・非緊急」な問題に取り組む時間が減っていきます。特に「非重要・緊急」なものを引き受けることになりやすく、結果的にあまり重要ではないことのために多くの時間を使うことになり、組織改善のコストパフォーマンスが悪くなります

複合要素

元々、重要な問題として把握していたが、現場の協力を得るための説得コストが大きいものがあったとします。
その前提のために積み課題にしていたものがあったが、あるときその問題を解決したいという現場のニーズの種が見えたとします。
ここで、その声を拾い上げ、一気に優先度を上げてこの問題に取り組む、というケースがあります。
機を待ち、機を逃さない組織施策です。

まとめ

オンデマンド組織施策についてまとめました。
  • 現場の要望を多方面から拾える状態を作っておくこと
  • 予定外の声に対応できる余力を持つこと
  • 本当に必要な取り組みかどうかの判断を大切にすること
  • 重要な対象がオンデマンドに変化したら逃さず着手すること
などのスタンスで向き合っていきたいものです。

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